政界引退。

衆議院議長の「河野洋平」氏が、政界を引退する。ひとつの節目のような気がしている。

河野洋平氏は、僕が政治や経済を多少は理解し始めた頃、1976年に「新自由クラブ」を結成し、代表を務めていた。

当時の僕には、当然のことながら、自民党を飛び出して「新しい政党」を創るという行動がどれだけ大変なことかは知る由もなかったが、次から次へと新しい政党が「粗製濫造」される今日とは異なり、政治と言えば「自民党」V.S.「社会党」「共産党」という時代において、保守本流を自ら飛び出し「新しい政党」を旗揚げすることは、並大抵の覚悟ではなかったと思う。

僕は「河野洋平」という政治家のことは殆ど知らないが、その後、自民党に復党したとは言え、アントレプレナーシップ溢れる政治家ではないかと思う。

一言、お疲れ様でしたと申し上げたい。

ところで、リーマン・ブラザーズのみならず、遂に、AIGまで危うくなり、これからの世界はどうなるのだろうか?

今こそ、政治家がリーダーシップを発揮して欲しい。