「中退者」を減らす。

以前にも紹介したことがあるが、僕がアドバイザリーボードなるものを仰せつかっている日本「中退」予防研究所という組織を立ち上げた山本さんという人がいる。

彼が取り組んでいることは、その名前のとおり、高校や専門学校、あるいは大学を「中退」してしまう人を未然に防ごう、というものである。

彼の今までの調査結果によると、フリーターやニートになってしまう人のかなりの割合が「中退者」であるそうだ。

それで、どうすれば「中退者」を減らせるか?あるいは、不幸にして中退しても、復学したり、きちんと社会に参加できるようにできるか?そのソリューションを開発し、社会に提供していこうというのが、彼のミッションであり、彼のモチベーションとなっている。

彼は、かれこれ10年に渡り、コトバノアトリエというNPOにて、ニートの復職支援を行ってきており、その活動を通じて「中退」の問題に気づいたそうである。

さて、今日は彼と1時間ほどのMTGを持った。

彼がこの事業を進めていくに際して直面している課題を聞き、それに対して、僕なりの「解決策(案)」を提案する、というのが、彼とのMTGの目的である。

不定期に今日のようなMTGを持っているが、それはボランティアであり、僕なりドリームビジョンの収益にはならないが、こうして、彼の事業に関わることにより、より良い社会の実現に幾ばくかでも貢献できているという実感が、僕のモチベーションを喚起してくれている。

「直接的なリターン」は得られないかもしれないが、僕自身の「モチベーション向上」に繋がったり、彼の事業課題を共有し、その解決策を一緒に考えることで「knowledgeリターン」が得られたり(自分のビジネスの参考になる)と、様々なメリットがあると思っている。

そして、何よりも、彼のような「ピュア」で「優秀な若い人たち」との接点を持てることは、僕にとって大きな喜びである。

~「挑戦する人」を創出し、広く社会に「勇気と自信と感動」をもたらす「新しい社会的価値」を創造する~というドリームビジョンの企業理念を体現するひとつでもある。