意思決定

昨日は、僕が選考委員を務めているドリームゲートの「大挑戦者祭」というイベントがあった。

DeNAの南場さんが基調講演をされていたが、僕が今まで聴いた創業経営者の講演の中でも、特に素晴らしい話だった。

創業期の苦労話はネットベンチャー仲間の間では有名な話しだが、昨日の講演で特に深く響いたのは、マッキンゼーつまり経営コンサルタント時代の意思決定とDeNAを立ち上げてからのそれは、大きく異なるということ。

経営コンサルタント時代の意思決定は、高いフィーを貰っているクライアントに「何を言うか?(価値ある提案ができるか?)」だったが、経営者になってからの意思決定は、「何をするか?しないか?」だということ。

それだけ聞けば当たり前の話だが、問題は、「何をするか」を決めた「その翌日」から「予期せぬ問題」が起こるということ。

そして、何億というおカネとスタッフを投入した意思決定は「間違いだったのだろうか?」という疑問が頭をもたげ、言いようのない「恐怖と不安」に押しつぶされそうになったということ。

僕も自分の拙い経験に照らし合わせて南場さんの話を聴いていたが、その「恐怖」に打ち勝ち、自分の「信念」を持ち続けられる人だけが、経営者を続けられるということ。

あのステージに立ち続けるには、「覚悟」が必要だ。

そのことを再認識させられた。

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