HBS(ハーバード・ビジネス・スクール)やスタンフォード等を出られた方は、言うまでもなく、エリートだろう。
日本では、KBS(慶応ビジネススクール)、WBS(早稲田ビジネススクール)、一橋ビジネススクール等を指向する人はエリートと言っていいだろうし、グロービスもそういう人が多いだろう。
では、僕がお世話になっている「法政ビジネススクール(イノベーションマネジメント研究科:通称イノマネ)」はどうか?
色々な見方があるが、誤解を恐れずに言うならば、僕は「イノマネ」の学生の方々は「エリート」というより、むしろ、「知的リスクテイカー」と形容した方が合っていると思う。
HBSやスタンフォード等はさておき、KBSやWBSを出た方は、起業するよりも、以前の会社に戻ったり転職する方が多いと聞く。
それと比較して「イノマネ」の場合、「起業志向」の人が多い。
修士論文の代わりに「プロジェクト」と呼ばれる「事業計画書」の作成が必須となっており、当然とも言える。
30代40代の彼・彼女たちは、自らの意思で「安定した仕事(勤めていた会社)」を辞めて(中には企業派遣の方もいる)、人生の「シフトチェンジ」をするために「イノマネ」に来ている。
そんな彼・彼女達のプランは、20代から30代前半の人達が手掛ける最先端のネットビジネスとは違う面白さがある。
昨年度のグランプリを取ったプロジェクト(事業計画書)は、一昨日、会食をした「虎の穴」社長の吉田さんのプランだったが、今年は誰のどんなプランが栄冠を手にするのだろう?
「知的リスクテイカー」が増えれば、日本は活性化すると思う。