今日が人生の「元旦」。

先程、オフィスに行ったら、NPO法人NEWVERY理事長の山本さんから、彼の2冊目の著書が届いていた。

「人を助けて仕事を創る」。

何気なくページをめくってみると、「あなたならではの『強み』が大切」というタイトルが目に飛び込んできた。

たしかにそうだよな・・・と、改めて「自分の強みは何か?」と考えながら読み進めると、彼自身の経験を踏まえた「決して人より秀でた部分だけが強みではないのだ」というフレーズに続いて、こんなことが書いてあった。

「しかし、(世の中の)ニーズがどうしても自分の強みに合わないということもある。むしろそういうことの方が、実際には多いかもしれない。そんな時は、これから強みにするように、少し腰を据えてじっくり取り組むのもアリだ。ニーズに合う強みを持っている人を巻き込んでいくのもいい。少々時間がかかっても、最もやるべきことにリソースを集中した方が、結局は早道なのではないかと僕は思う」。

考えさせられる内容である。

また、別のページを開いてみると「普通の人と優秀な人の違い」というタイトルのコラムがあった。

普通の人=やってみないと判らない人
優秀な人=やらなくても判る人

「優秀な人はやらなくても判る、つまり、他人の話が経験から学べる人だ。僕は以前、前者だった。だが、ある時から意識して後者になるよう務めた」。

と彼は書いている。

ふむふむと思って続きを読むと、なんと僕の名前が書いてある!

「やってみないと判らない人というのは、遠回りするんですよ。人生は意外と短いですよ」と僕が言った(らしい)ことがきっかけで、彼は「後者」になろうと意識するようになったそうだが、実はこの話は、僕が亡くなった父からいつも言われていたことを山本さんに話したことだ。

つまり、僕は「前者」だったということだ。

僕の将来を案じた父が、僕を正そうとしていたのだろう。

情けない話だが、未だに「前者」のような気がする。

でも、山本さんのお陰で「父の教え」を思い出すことができた。

>山本さん ありがとう!

今日が人生の「元旦」。今からでも遅くない。

ネットイヤーグループ創業者の小池さんから教わった言葉である。