一瞬も一生も美しく。

「梅雨入り前」の今日。

東京は「本格的な夏の到来」の「予告編」とも言える陽射しが降り注ぎ、「暑い」エネルギーを感じた。

ところで、今朝は投資先のイミオで定例の経営会議があり、彼らのオフィスがある乃木坂に向かった。

JR原宿で千代田線に乗り換える途中、駅構内で「資生堂」のポスター(企業広告)が目に留まった。

「一瞬も一生も美しく」というコピーと、昭和30年代か40年代と思しきモノクロの写真があった。

そこには、着物姿の女性と子供が写っており、その「清楚さ」と「質素さ」が妙に印象的で、経済的にはまだまだ「発展途上国」だったはずの日本が持っていた「将来に対する希望」のようなものが感じられた。

と同時に、「この国には何でもある。だが、『希望』だけがない」という村上龍の言葉を思い出した。

経済発展は、日本社会に何をもたらしたのか?