辞めてどうするのか? そう、起業するのである。

今日は午前中にまず、銀行で税金の支払いを済ませ、その後、耳鼻科(急性副鼻腔炎の治療が続いている)と整形外科(リハビリ)に行った。

病院のハシゴの後は恵比寿駅ビルに入っている書店に行き、取り寄せてもらった書籍を買ってきた。

駅構内から出てくると、ロータリーには選挙の街宣車。

誰だろう?と思ったら、タリーズコーヒー創業者の松田さんだった。

話を聞いていこうかとも思ったが、今日はTO DO LIST がたくさんあり、後ろ髪を引かれながらその場を後にした。

ところで、今日の夜は、アゴラブックスが主催するセミナーで、シリコンバレー在住10年のIT Journalist 小池良次氏の話を聴いた。

シリコンバレーで起業した吉川さんという友人から現地事情は聞いているが、今日の小池さんの話は歯に衣着せぬ内容で、かなり衝撃的だった。

シリコンバレーの「重層的」構造は、世界に唯一無二の環境だと思われ、ITに関するスタートアップ(日本ではベンチャーというが、これは和製英語)では、勝ち目は「ゼロ」と言っていいだろう。

例えば、シリコンバレーでは、中学から「JAVA」でプログラムを書くことを覚える。

それが当たり前になっている地域なのである。米国でも他には類を見ない。

また、米国のMBAは全国ランキングなるものがあるらしいが、スタンフォードのMBAは、順位が低いらしい。

その理由は、採用しても「どうせ、3~5年で辞めてしまうから」らしい。

辞めてどうするのか? そう、起業するのである。

5年以上いる人間は、あまり優秀ではない、という評価らしい。

そういう「地域」と勝負しても、そりゃ勝ち目はない。

因みに、スタンフォードの教育方針は「10年に1人でいいから、世の中を変えられる人間を出す(育てる)」だそうだ。

いわゆる「優等生」タイプはまったく評価されず、「あいつオモシロいよね!」と言われるのは、要するに「クレイジーな奴」であり、そういう人間でなければ、世の中を変えることはできないだろう。

日本も、細かなことをあれこれ気にせず、それこそ、上場申請前に個人投資家から資金を調達していたら原則、上場できないなどというバカげた規制を設けようなどとせず、もっとワイルドな生き方を尊重する社会にするべきである。

この続きは改めて書きたいと思う。