「マクロミル」と「ヤフーバリューインサイト(YVI)」が8月1日、経営統合した。
テクニカルには、YVIを会社分割し、マーケティングリサーチ事業をマクロミルが継承した。
それによって、インターネットリサーチ市場において「御三家」なり「3強」と言われた、マクロミル、インフォプラント、インタースコープの3社がひとつの会社になり、「新生マクロミル」が誕生した。
あれから10年(3社とも2000年に創業)、インターネットリサーチ業界における歴史的な出来事であり、インタースコープの共同創業者として、感慨深いものがある。
そして、マクロミル創業者である杉本さんの事業家としての類い稀な才能に、心から敬意を表したい。
ところで昨日は、インタースコープの新規事業として生まれて法人化されたALBERT社長の上村の31歳の誕生日会があった。
ALBERTは今年で創業5年。インタースコープが法人として存続していたら10年なので、半分に達したことになる。
ところで、その上村の誕生日会に、元インタースコープ社員(=元YVI社員)が顔を出してくれた。
僕が声をかけると、開口一番、「Mになっちゃいました・・・(笑)」と笑顔で挨拶をしてくれた。
明るい笑顔での挨拶に、正直、ホッとしたが、彼の心持ちとしては、色々な葛藤や不安があると思う。
でも、そんな素振りは、これっぽっちも見せず、元気にみんなと談笑していた彼をみて、僕にそんなことを言う資格はないかもしれないが、彼を誇らしく(素晴らしい奴だと)思った。
ところで、今回の経営統合(完了は2011年1月)のスタートに際して、キックオフMTGが行われたそうだが、そこで、マクロミル創業者の杉本さん、インフォプラント創業者の大谷さん、そして、インタースコープ共同創業者の山川さんと僕の顔写真が映されたそうだ。
元インフォプラント社員、元インタースコープ社員に対する、杉本さんを含めたマクロミル経営陣の配慮だろう。
「新生マクロミル」の「産みの親」のひとりとして、彼らの更なる発展を見守っていきたいと思っている。
追伸:
今回の経営統合を期に、新生マクロミルとしてウェブサイトをリニュアルされていた。
日本人初となるエベレスト単独・無酸素登頂に挑む若き登山家「栗城史多(くりき のぶかず)」氏を紹介している。
杉本さんの「意志」を感じると共に、彼のビジョンを発信する能力の高さを改めて実感した。