明日死ぬと思って、今日を生きる。

急に、虫の声が大きくなった。雨があがって涼しくなり、虫たちも元気になったのだろう。

明日から、また暑さが戻るようだが、季節が進んだことは間違いない。

ところで、今日は妻方の伯母のお通夜があった。

熱中症のような症状で入院したらしいが、ベッドで寝たきりの生活で一気に体力が弱ってしまったようで、残念ながら、帰らぬ人となってしまったそうだ。

伯母とは、それほど接点があったわけではないが、とてもはっきりした性格の人で、妻方の親戚の中でも、存在感のある方だった。

その伯母のお通夜に参列しながら、この先の自分の人生を考えた。

スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチを思い出した。

毎日毎日、明日死ぬと思って、今日を生きる。

鏡に向かって、明日死ぬとして、今日の予定は本当に自分がやりたいことだろうか?という自問自答を繰り返して毎日を生きる。

そうすれば、必ず、自分の生きたい人生が送れるはず。

彼は、そう言っている。

50歳まで、2年と7ヵ月。

「ずいぶん遠くへ来たもんだ」と思う反面、「人生は短い」と感じる。

今日の予定は、他人の目や社会の価値基準でははく、自分自身の価値観に則って、僕が本当にやりたいことか?

これからは、その問いを毎朝、自分に向かって投げかけよう。

伯母が僕にくれた「ギフト」だと思って。