スライダーは投げなければ習得できない。

スライダーは投げなければ習得できない。

ドリームビジョンの事業を整理し、晴耕雨読ならぬ「晴『読』雨読」生活を送っていた頃、読書の合間にゴルフのレッスンに通っていた。

どうすれば、より飛距離が伸びるのか? バンカーからボールを出すにはどうすればいいのか? アプローチには、どのような種類があり、どんなメリットとデメリットがあるのか?等、様々な「理論」を学んだ。

ベストスコアは「89」。今までに計3回、89で回ったことがある。たいしたスコアではないが、何度か100を切ったことがあるレベルだった僕が80台のスコアを出すことができたのは、ゴルフの「理論」を学んだからだ。

僕が通っていたのは、片山晋呉プロのコーチ(当時)として有名な谷将貴さんが経営しているスクール。片山晋呉さんにも一度だけ、そのスクールでお会いしたことがある。僕が「応援しています。頑張って下さい!」と言うと、「ありがとうございます!」と気さくに返事をしてくれた。

ところで、他人の夢を笑わない」武蔵野EMCの魅力を伝えるエピソードVol.3 は「理論と実践」に関する話だ。今年3月まで12年間、法政大学経営大学院(MBA)で教えていた僕にとって、身近なテーマでもある。

「僕は甲子園を目指して、野球に打ち込んでいた。残念ながら、甲子園へのキップを得ることはできなかったが、野球を通じて学んだことがある。

僕はピッチャーではなかったが、ストレートの球速を上げるためにも、切れ味の良いスライダーを投げるためにも、セオリー(理論)がある。バッターとして、どうすれば飛距離が伸びるのか? それにも理論がある。

但し、問題は「理論を学んだだけでは、野球は上達しない」ということだ。野球だけじゃない。自転車に乗れるようになるためにも、サッカーも水泳も、いくら技術本、理論の解説書を読み漁っても、実際にやってみなければ、何事もできるようにはならない。

それは「起業」も同じだと思う。

僕はいわゆる『学生起業家』だが、実際に起業してみて、初めて分かったことがたくさんある。創業メンバーとどうやって理念を共有し、同じ目的に向かって事業を推進していくのか? まだまだ分かったようなことは言えないが、理想と現実の違いを嫌というほど知らされた。

武蔵野EMCの教員の方々は、全員が現役の起業家やベンチャーキャピタリスト、新規事業の責任者だ。

「経験者の言葉」は重みが違う。「起業家」として様々な辛い経験をし、何度挫折しても挑戦し続けたからこそ、今がある。

そんな先生たちを、僕は尊敬している。僕もそんな大人になりたいと思う!」

by 大武優斗(武蔵野EMC第1期生)@VEL_yuto

彼には是非、10年後か20年後か分からないが、武蔵野EMCに戻ってきて、教員として後進の育成に取り組んで欲しい。Top Gun : Maverick のようにね(w)!

武蔵野大学オープンキャンパス参加申込みはこちら!(2022年8月20日)