僕にできることは高が知れている。

この週末は、子育ての合間を縫い、制作会社の担当者の方と今週カットオーバーのウェブサイトの最終的な詰めを行っていた。

そして、今日は、社員全員で内容の確認やバグ出し等に当たっていた。

それほど大きなウェブサイトではないが、それでも、何かを立ち上げるのは容易いことではない。

みんなの協力がないと「ひとりでは何もできない」ということを、今回のウェブサイトの構築で改めて認識した。

とにかく、自分以外のみんなに感謝をしなければ。僕にできることは高が知れている。

追伸:細川護煕元首相の奥様のインタビュー記事には、考えさせられることが多々書いてある。

どの選手にも「チャンス」は与えている。

「(どの選手にも)チャンスは与えている。それを活かすも殺すも選手次第」。

落合監督の言葉だそうだ。

さらに言えば、

★そのチャンスに気づけるか?気づけないか?

★出来るための方法を考えるか?出来ない理由を挙げるのか?

★自分で自分を励ますか?
文句や愚痴を言って、自分も周囲もディモチベートするか?

やる前から諦めるのは、僕は好きではない。

「缶ビール」。

うだるような暑さが続いているが、昨夜はバルコニーで出ると涼しい風が吹いていた。5分10分ぐらいだが、缶ビールを片手に、しばらくバルコニーで夜風にあたっていた。

都会の喧騒と日々の慌しさを忘れることはできなかったが、幼少の頃の夏休みや、タヒチやケアンズに行った時のことなどを思い出し、しばし、ゆったりした気分を味わった。

ここが、どこか海辺の部屋だったらいいな・・・と思ったが、こうして、缶ビール一杯でくつろげること自体に感謝をしたい。

ところで、アクティブ感動引越しセンターという「引越し屋さん」からのメルマガに、こんな言葉が紹介されていた。

「幸福とは今あるものに感謝できること。簡単なようで難しく、難しいようで簡単」。by 井上雄彦

やはり、Given Means 的思考が大切。

卒業式

正確には「修了式」かもしれないが、昨日は妻が通う大学院の卒業式があった。尚かつ、彼女が専攻していた研究科の代表として修了証書を受け取ったらしい。とても名誉なことである。

彼女の学生生活は、学部に編入する前の予備校時代から数えて丸5年。その間、出産もして、休学もしてと、横で見ていた僕にとっても、何とも感慨深いものがある。

彼女と結婚してからの7年間は、僕の人生を手伝ってもらうばかりだったが、この5年間で少しは彼女の人生を応援することができたと思っている。

そして、それが出来たのは、僕の変則的なスケジュールを理解してくれていた(る)ドリームビジョンのメンバー達の理解があってこそである。

彼らには、心からお礼を言いたい。

「プロ・キャディ」という仕事。

僕のブログを読んで下さっている方々は、僕がゴルフ好きであることはご理解いただいているかと思うが、僕のブログの読者のおひとりに、「プロ・キャディ」として仕事をされていた方がいる。

現在は、ジョブウェブに勤務されている中島さんという方だ。

彼とは、ジョブウェブとドリームビジョンとの仕事を通じて知り合った。

その彼の「プロ・キャディ」時代の日記を読んで、思わず、目頭が熱くなった。

とても素晴らしい内容なので是非、皆さんにも読んで欲しいと思い、こうして紹介させていただいた次第である。

誰かの役に立つ。一緒に仕事をする人の信頼と期待に応える。

そして、表舞台に立つ人は、陰で自分を支えてくれている人に、心から感謝をする必要がある。

そんな当たり前のことを、彼の日記を読んで、改めて勉強させていただいた。

坊主頭のりょうへいさん

僕のブログにいつもコメントをくれていた「坊主頭のりょうへいさん」からのコメントが、数週間前から途絶えている。

先日、転職のご挨拶にいらしたが、新しい環境で多忙にされており、僕のブログにコメントする余裕が、時間的にも精神的にもないのかもしれない。ひょっとして、体調を壊されているのではないかと心配でもある。

コメントがなくなって、より一層、彼のコメントから「勇気と自信」をもらっていたことがわかる。

久しぶりに、連絡をしてみようと思う。

NILS2007 Spring にて、「地球」という「生命」を考える。

先週の木金土(5/24,25,26)とNILSで札幌に行ってきた。札幌は約2年半ぶりだった。

実は、出張前日の夕方、首に違和感を覚えたのだが、時間と共に痛みが増してきて、とても出張どころではなくなってしまった。その日の夜、いつもお世話になっているセラピアの鈴木さんに看てもらい、一旦はだいぶ良くなったのだが、翌朝、起きてみると、また、ひどくなっていた。

また、出張前日の夜、24時過ぎに帰宅すると、子供が39度の熱を出しており、ますます、出張どころではなくなってしまった。木曜日は、妻が大学院でのカウンセリングを行っており、どうしても休めないからだ。

仕方なく、朝のフライトはキャンセルし、こういうことが起きるたびに看てもらっているスポーツトレーナーに電話をし、無理やり、時間を取ってもらった。その方は、プロスポーツ選手のトレーナー等もしている方で河西さんという。

河西さんが言うには、何かの拍子に首の骨(何番目の骨とかと言っていた)がずれてしまい、それを身体が自然にかばっているうちに他のところにも無理がきたのだろうということだった。

では、そもそも、その原因は何かと聞くと、僕の「姿勢の悪さ」からくるものだそうだ。セラピアの鈴木さんも全く同じことを言っている。また、「昨晩の先生(鈴木さん)は、だいぶ頑張ったみたいだね(これでも、だいぶよくなっている)」とのことで、鈴木さんが素晴らしい技術を持っていることを改めて理解した。

話しは前後するが、子供の熱はだいぶ下がってきたので、妻が近所の掛かりつけのお医者さんのところに連れて行き、その日の午後から保育園に預けた。

そんなことがあり、09:30羽田発のフライトで行くはずが、16:00羽田発のANAで札幌へ向かった。札幌(千歳空港)についてみると、とても肌寒く感じられた。東京よりも10度近く気温が低いので当然である。

さて、NILSのカンファレンスは、二日目しか参加できなかったが、とても有意義だった。今までの中で最も得るものがあった。手前味噌であるが、自分の「吸収力」が上がったことも大きいような気もする。何事も「受け皿」の問題でもある。

ところで、土曜日は、NILS参加者のゴルフコンペがあったが、とても印象的な出来事に遭遇した。

あるホールのティーグラウンドに着くと、なんと「キツネ」がとことこと近づいてきて、僕らの方を向いて「お座り」をした。とても痩せこけていて、病気ではないかと思った。キャディさんにそういうと、食べ物がなくて「餓死寸前」だという。要するに、もともと自分たちが住んでいた「森」が「ゴルフ場」になってしまったため、食べ物がなくなってしまったのだろう。とても申し訳ない気がした。

東京に帰って、妻にその話し(食べ物を持っていたらキツネにあげたかった。どうして、ゴルフ場で食べ物をあげないんだろう?)をすると、「そもそも、人間のエゴで山野を伐採してゴルフ場を造っておきながら、それって、身勝手な話しじゃない?生態系が変わってしまうでしょう・・・」という言葉が返ってきた。

ご尤もな話しである。と同時に、インフォプラントの大谷さんから聞いた「パタゴニア創業者」の話を思い出した。

起業だの上場だのM&Aだのと言っていても、それらのすべては「地球という環境」あってのことであり、我々は「地球に対して最も感謝をしなければならない」と言っているそうである。

ところで、ゴルフでは、あわやホールインワンか?というニアピン賞を取った。グリーンに行ってみると、僕が打ったボールは、カップからボールひとつぐらいのところに止まっていた。同じ組だったグロービスの小林さんに写真を撮ってもらったので、彼からその写真を送ってもらったら、僕のブログで紹介したいと思う。でも、スコアは「99」という平凡な結果だった。詳細は省略するが、やはり、ゴルフは「メンタルな要素」が大きいと改めて思った。

そのゴルフでもうひとつ、紹介したいことがある。

NILS最初のカンファレンス(2004年11月)でのゴルフコンペの時、一緒に回ったCNETの大日さんが、「長い距離はコントロールできない(限界がある)じゃないですか。それ(長いクラブ)よりも、フルショットできる距離で短いクラブを細かく揃えた方が、スコアはまとまると思いますよ。僕はピッチングより短いクラブを3本用意しています」と言っていた。その大日さんは、今回も「75(36+39)」で文句無く優勝である。

先のことを心配することも大切だが、まずは、足元のことに集中することが必要ということだろう。

でも、それは先のことは大切ではないということではなく、グランド・デザインには「誤差」があっても構わない(問題にはならない)が、短期的なことは「コントロールできる範囲が広い」わけで、自分が可能な限り、「緻密」であるべきだ(誤差が大きなダメージになり兼ねない)ということと理解している。

ところで、実は、出張前夜の「首」と「子供の発熱」のことで、「人生はマーフィーの法則?」というブログを書いたのだが、それは感情の発露に過ぎないと反省し、その後、暫くして削除した(某サイトには、自動的にRSSを読み込んだものが掲載されているけど・・・(苦笑))。

にも関わらず、「坊主頭のりょうへいさん」は早速、いつものようにコメントをくれた。

「常に自分への確認作業をするのだと。いかなる状況でも、自分への質問をして、答えを見つけていくのだと。どんな状況でも、自分の軸をしっかりもち、信念を貫いていきます。今日もありがとうございます」。

いつもながら、深い言葉である。まだまだ修行が足りない。