「隣の芝生」は青い。

予想ネット」というユニークなウェブサイトがある。

一年ぶりだろうか? その「予想ネット」を運営するリアラスというベンチャー企業の創業者である井手さんと久しぶりに会った。

インタースコープの頃、リアラスと事業提携をさせていただいていた。

予想ネットのビジネスモデル、市場環境、そして、井手さんのお父さん(手広く事業をされていた)が急逝されたこと等の様々な理由により、約2年半前、井手さんは手塩にかけて育てたリアラスをサミーネットワークスの傘下に委ねる決断をした。

僕には、その時の彼の気持ちが痛いほどよく分かった。

その井手さんと久しぶりに食事をしながら、僕のとある相談にのってもらったのだが、その席で井手さんが「平石さん、隣の芝生は青いんですよ(青く見えるんですよ)」と言っていたことが、心に留まった。

また、アイベックス創業者の辻井さんのブログに書かれていた「今、己の立つところを掘れ」というエントリーも、僕の心に訴えるものがあった。

ところで、「一生懸命」という言葉があるが、そもそもは「一所懸命」と言っていたそうだ。

考えて考えて考え抜いた結果、自分のフィールドを決めたら、迷わずそこに邁進するしかない。

SONY創業者の盛田さんの「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない。我々は、それをがむしゃらにやるだけである」という言葉のとおりである。

結果は「保証されていない」。

でも、その結果をつかむには、「挑戦」する以外に方法はない。

気負わず、あくまで自然体で頑張ろう。

僕らしさを忘れずに・・・。

あまりに多くのことを求めすぎない。

2日間のAIIを終えて昨夜遅くに東京に戻り、今日の午前中は、午後からの法政大学経営学部でのゲスト講義に向けての資料の作成をしていた。

やることがたくさんあるのは事実だが、一度に多くのことをやろうとし過ぎる傾向にあるのも事実である。

話しはAIIに戻るが、台湾を代表する起業家であるエイサー創業者のスタン・シー氏の言葉が印象的だった。

「あまりに多くのことを求めすぎない」。
「自分の得意分野を整理し、そこに集中する」。
「チャンスをつかむ前に、準備をしておく(自分の能力・スキルを磨いておく)ことが大切(そうでなければチャンスはつかめない)」。

どれも言われてみれば当たり前のことだが、その当たり前のことを実行するのは簡単なことではない。

ところで、以前の僕であれば、スタン・シー氏のようなビッグネームと直接会うチャンスに恵まれた時は、必ずと言っていいほど名刺交換をしていたが、最近はそういう行動を取らなくなった。

相手にとって何らかの価値を僕が提供できなければ、名刺交換をしても先には繋がらないし、自分がそのレベルになれば、自ずとそういう人たちとのネットワークができるということだ。

そのこと自体は以前も理解はしていたかもしれないが、そのことを今までの経験を通じて実感した。異なる見方をすれば、引っ込み思案になったとも言えるかもしれない。

しかし、今回は、スタン・シー氏の周囲に人だかりがないタイミングを見計らって、挨拶をした。

理由は、あるセッションでのシー氏の受け答えのすべてが的を射ており(当然と言えば当然だが)、それも、その場で初めて会った若い起業家(とベテランCEOとのセッション)に対して、とても的確なアドバイスをしており、尚且つ、そこに「深い愛情」が感じられたからだ。

そのシー氏に声をかけ、自己紹介をさせていただくと、なんと「計6回の創業経験のある人だよね?」という言葉が返ってきた。

AIIの資料にある参加者プロフィールで、僕のことも読んでいたらしい。

僕の常識では、シー氏ほどの大物起業家がすべての参加者プロフィールに目を通すとは考えたこともなく、嬉しいという前に、とても驚いた。

台湾訛りの英語で「Six」という単語が聞き取れず、最初は何のことを言っているのか理解できなかったが、僕のプロフィールのことだと分かった瞬間は、にわかには信じられかった。

さて、僕がシー氏との短い会話から学んだことは、より多くの果実を得るには「予習」が極めて大切であるということだ。

自分に出来ること、自分がやるべきことを見定めて、一歩一歩、地道に進んでいきたい。

こうしてブログに書くだけでなく、実行に移そうと思う。

「非連続の飛躍」。

Asia Innovation Initiative に絡んで、改めてクオンタムリープのウェブサイトを拝見し、出井さんのメッセージを読んだ。

「その後の急成長の過程で、地道な努力や小さな経験の積み重ねが、ある時大きな飛躍をもたらす『非連続の飛躍=クオンタムリープ』を何度も経験しました」。

そうである。レベルは別として、僕の人生でも「非連続的な飛躍」が何度もあった。

今回もきっとそうなるに違いない。

自分を信じて、地道な努力と小さな経験を積み重ねよう。

久しぶりの「福岡」。

いよいよ今日(7/7)からサミットが開幕

ますます複雑さを増す世界情勢を前に、世界の首脳達はどのような議論をするのだろうか?簡単なことではないと思うが、各国の利害を超えて、意味のある議論を期待したい。

ところで、僕は昨夜遅く、今日明日と開催される「Asia Innovation Initiative(AII)」に参加するために「福岡」に来た。

福岡は、札幌と並んで好きな街だ。最後に来たのはいつだろう?

AIIは、元ソニーCEOの出井さんが経営するクオンタムリープが中心となって主催するカンファレンスで、名称のとおり、アジアのイノベーションを誘発することを目的に昨年から開催されている。

スピーカーには、福岡県知事 麻生 渡さん、福岡市長 吉田宏さん、元財務大臣 塩川正十郎さん、独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長 緒方貞子さん、経営共創基盤 冨山和彦さん、百度 ロビン・リー(李彦宏)さん、マネックスグループ株式会社 松本大さん等が名前を連ねる。

僕が普段、参加しているベンチャー系のカンファレンスとは趣が異なり、少々緊張している。

ところで、この土日は、慌しかったというか、精神的に落ち着きが無かった。イライラしていたと言ってもいい。つまらないことで、久しぶりに妻と口論をした。

先週は、火曜日の定例会議の前夜、朝方まで会社にいたことはブログに書いたとおりだが、その後もタイトなスケジュールが続き、疲れが溜まっていた。

でも、気持ちが張っており、半ば「ハイ」になっていて、ゆっくりと寝ることができず、睡眠不足になっていた。

自分でもハイテンションになっていることには気づいていたが、自分をコントロールすることができなかった。

こうして書いていて思い出したが、嫌なこともあった。

でも、そのすべては「必然」であり、詰まるところ、自己責任と言える。

仕事(事業)に関しては、やるべきことは決めたので、後は、焦ることなく、一歩一歩着実に、物事を前に進めていくだけである。

福岡での2日間が、よいチェンジ・オブ・ペースになるようにしたい。

未来は「過去の延長上」にしか存在しない。

土曜日は、いつものメンバーでのゴルフ。前刀さん、川端さん、今月が誕生月の蛭田さん、そして僕。

さて、肝心のスコアは、55+45=100。

残念ながら100を切ることは出来なかったが、今年7回目にして、ようやくハーフで40台を出せた。それも難コースで知られる「宍戸ヒルズ」での45なので良しとすべきでしょう。

しかし、当然のことながら、反省点がいくつか。

まず、5番ホールの「11打」。バンカーで「4発」。前回のゴルフでアライドアーキテクツの中村さんに教わったバンカーショットを試みるが、練習なしの本番で上手くできるわけがない。おまけに、雨の後で砂が固まっており、違う打ち方の方が良かったかもしれない・・・。

因みに、蛭田さんも同じバンカーに入れたが、涼しい顔で1発で脱出!!

でも、その「4発」がなく、仮にダブルボギーで上がっていれば、スコアは「95」。

「タラレバ」を言っても仕方ないが、ようやくスランプを抜けつつあることを実感できたことは嬉しかった。

反省という意味では、むしろ、お昼を挟んだ後半の「12番ホール」。

パー4のホールを3オンし、最初のパットで「50センチ」を残した。

僕の「読み」は「まっすぐ」。しかし、キャディさんに、僕から見てカップの右10センチぐらいのところを指されて(フックライン)、「そうかな・・・」と思いつつ、アドバイスどおりに打ったところ、ボールはフックせず、そのまま「まっすぐ」抜けてダブルボギー。

その瞬間、「この1打が後で効いて来そうだな・・・」と思った。

その後は無難にパーとボギーを重ねて迎えた最終18番ホール。「ボギー」で上がれば「44」で通算「99」。

今季初の100切りを前にして、当然のことながら僕はプレッシャーを感じていた。

この18番ホールは、ちょっとトリッキーなホール。340ヤードと距離はあまりないが、230ヤード以上打つと「池」につかまる構造になっている。

ティーショットは「クリーク」で約200ヤードを打ちフェアウェイ真ん中。これは上出来だが、問題は2ndショット。

宍戸ヒルズ「東コース」は、グリーン回りに深いガードバンカーが最低2つは待ち受けており、ここ18番もアゴの高いガードバンカーが待ち受けていた。

上りを入れて155ヤードぐらいの距離を「6番アイアン」で打ったが、さすがに痺れて肩に力が入り、ダフってガードバンカー前にポトリ。

入らなかっただけ上出来。しかし、この3rdショットの難易度はメチャクチャ高い。

絶対にバンカーには入れたくないので、やや大きめにアプローチショットを打ったところ、グリーンを転がり、反対側のラフに。

返しのアプローチは下りのライン。これもグリーンエッジまで転がり。12メートルの「ボギーパット」が残った。

「狙って」打ったが、30センチ外れて「ダブルボギー」。INは「45」となり、ちょうど「100」。

客観的に考えれば、5番ホールの「11」が効いているわけだが、僕としては、自分の読みを信じず50センチのパットを外しダブルボギーとした「12番ホール」の方が悔やまれる。

何事も「自分を信じる」ことである。上手く行けば勿論だが、失敗した時でも納得がいく。

ところで、昨日のゴルフで僕が再認識したことは、未来は「過去の延長上」にしかないということ。

詳細は省くが、普段やっていないことは、本番では出来ないということ。

過去(実績や知見やノウハウ)に立脚したことでなければ、成功しない。

という当たり前のことを学んだ。

追伸:宍戸ヒルズの「西コース」は、「UBS日本ゴルフツアー選手権」の舞台。フェアウエイが狭かったり、池が効いていたりと、トリッキーなコース。でも、僕のハーフベストは昨年のUBS日本ゴルフツアー選手権の前週に西コースで出した「42」。対する東コースはフェアウエイが広く、ドライバーで思いっきり打てるが、グリーン回りに「これでもか」というほどガードバンカーが配置されており、2ndショットの出来がスコアを左右する。アイアンとアプローチの精度が求められるコース。どちらもゴルファーを魅了する。

ありったけの「愛情」を注ぐ。

先週土曜日は今年5回目のゴルフ。しかし、またしてもスコアは惨敗。もう詳細を書くのも嫌になってきたので今回は省略(笑)。

その惨敗のゴルフ、メンバーは最高。ベンチャーリパブリック柴田さん、アライドアーキテクツ中村さん、そして、Google Japan 高広さん(通称タカヒロさん)と僕。

行き帰りの車中で「マス広告とネット広告の現在と未来」とでも称するような会話が繰り広げられ、とても勉強になった。

その中でも最も印象に残ったのは、タカヒロさんの「ベタな言い方かもしれないど、一番大切なことは事業に愛情を注ぐこと」というひと言。

ネットビジネス最先端の彼が言うので、余計に説得力があった。

柴田さんも中村さんも僕も一同共感。

自分の子供に愛情を注ぐように「会社」に「事業」に「社員」に愛情を注げれば、間違いなく成長する。

ゴルフも子供の相手も洗い物も、そのすべてに学びがある。

久々の充実感。

青山にある堀水のオフィス(ダイアログ・マーチャンダイズ)を出てタクシーに乗り、帰宅。

辛うじて保育園に行く前で、僕がドアの鍵を開ける音を聞いて、子供が玄関まで駆け寄ってきた。

昨夜寝る前にも「いい子にして寝たら、お父さん帰って来るかな?」と言っていたらしく、朝起きて、僕がいないことに怒っていたらしい。

彼も笑顔で保育園に出発でき、僕は堀水に頼まれた仕事をやり終えて、清々しい朝である。

これからしばらく仮眠。おやすなさい。