当社の投資先「イミオ」が、ECサイトをオープン!!

当社の投資先であるイミオが、欧州では著名なイタリアのインテリアブランド「MAGIS」のECサイトをオープンした。

まだ、何のプロモーションもしていないが、既に注文が入り始め、順調な滑り出し。

新しいことの始まりは、いつもエキサイティングで楽しい。

当社も事業開発に参加しており、是非とも炸裂させたい。

あとは、商業的に成功させるのみ!!!

スタートアップは燃費が悪い。

先日の日曜日、子供を連れて「砧公園」に行った。初夏の日差しが眩しく、暑いぐらいだった。お陰で子供は喜んで遊んでいた。

ところで、砧公園に向かうクルマの中で、エンジンの回転数と「燃費計」を見ながら、「スタートアップは燃費が悪いはずだよな!!」と思った。

クルマを発進させる時はとても燃費が悪く、50~60キロなり、巡航速度に達すると、燃費はとても良くなる。

会社も同じで「起業時(スタートアップ)」はとても燃費が悪く、経営が軌道に乗れば自ずと「経営効率(燃費)」は良くなる。

つまり、スタートアップ(起業)ばかりやっていたら、そりゃ苦労ばかりで儲からないよ!!という至極当たり前のことに今更ながら気がついた(爆笑)。

さらに言えば、巡航速度に達したところで思いっきりアクセルを踏み込めば、やはり、燃費は悪くなるが、そこでの「加速(成長)」は物凄いものがある。

今度こそ、炸裂させてやる!!!

ネットで生命保険は売れるか?

僕は売れると思う。

今日はネットライフ企画という、生命保険をインターネットで販売しようという「ネット専業の生命保険会社」の設立準備会社の岩瀬さんとお会いした。

日経ビジネスオンライン1周年記念のカンファレンスで講演を聴いて以来、興味を持っていたが、先日、theory というMOOKで彼のプロフィールを知り、より一層、興味を持った。

今月初旬、FACTAという雑誌を出版する企業が主催するセミナーにてその岩瀬さんの講演があると知り、当社スタッフの泉谷と一緒に参加したことは以前のエントリーで書いたとおりだが、今日は岩瀬さんを訪ねてネットライフのオフィスを訪問させていただいた。

まだ、ガランとしたオフィスは、これから始まる壮大な事業の前夜のようで、何の関係もないにも係わらず、勝手にワクワクしてしまった(笑)。

僕は、何かが始まる時の何とも言えない雰囲気がとても好きだ。

ところで、ネットライフのオフィスで、これは偶然とは言えないハプニングがあった。

なんと、弊社の泉谷の元同僚の方が、ネットライフ社で働いていたのだ!!!
間違いなく、何かの縁があるだろう。

さて、同社のオフィスを後にして、3人でランチを食べに出掛けた。

ハーバード・ビジネス・スクールの成績上位「5%」の岩瀬さんに、落ちこぼれも甚だしい僕がアドバイスできることは何もないと思うが、その僕に、あれこれと質問をし、僕の話に真剣に耳を傾けてくれていた。

ネットライフでは、インターネットで「生命保険」を売ろうとしているわけだが、僕が創業に携わったウェブクルーが「自動車保険」の見積もり比較サイトの運営で成長し、マザーズに上場するまでのことなど、その頃(インターネットが今ほど社会に浸透していなかった時代だった)の話しが、少しでも参考になったのであれば嬉しい。

また、僕がその頃に係わっていた人々が、岩瀬さんがボストンコンサルティンググループ時代の先輩だったり、その後に転じたベンチャーキャピタルの人々だったりして、月並みながら、世の中は狭いと感じた。

彼が創業に参画した会社であれば間違いなく成功すると思うが、僕も心から応援したいと思う。

彼には、マネックスの松本さんに通ずる「透明感」を感じる。

岩瀬さん、頑張って下さい!!!

久しぶりの「デジタルガレージ」。

8月下旬、久しぶりに富ヶ谷にあるデジタルガレージのオフィスに林さん(グループCEO)を訪ねた。

本当はもっと早くにご挨拶に伺いたいと思っていたのだが、ただでさえ超多忙にしている林さんの時間を割いて頂くのは申し訳ないので、Yahoo! JAPAN とインタースコープのM&Aディールが終わり、ある程度、落ち着くまで待っていた。

デジタルガレージとの接点は、僕がインタースコープを経営していた2004年の春先、ある証券会社の方の紹介で同社に訪問したことがきっかけだった。

その後、デジタルガレージにインタースコープへ資本参加してもらったが、残念ながら、あまり良い結果をもたらすことはできなかった。それにも係らず、林さんと役員の方が、笑顔で僕を迎えてくれた。とてもありがたいと思った。

ところで、昨日から、そのデジタルガレージが主催する「THE NEW CONTEXT CONFERENCE」なる会合が、恵比寿のウエスティンホテルで開催されている。林さんのご好意で招待していただいた。

スケジュールの都合上、最初の講演しか聴けなかったが、ソニーコンピュータサイエンス研究所の取締役副所長である北野宏明氏の話は、とても示唆に富んでいて勉強になった。

掻い摘んで説明すると、世の中に存在する「ネットワーク」の構造は、生物の細胞やゲノム等のネットワークの構造と酷似しているということだ。

確かに、人間の営みも生物としての営みの延長線上に位置づけられるわけで、我々の行動が細胞のそれと同じでも不思議ではないと思った。

であるので、北野氏の話の大半は、ウェブやインターネットのことではなく、生物学的なメカニズムの説明に費やされていた。

実は、北野氏とは、10年以上前に、一度だけお会いしたことがある。

ご本人は僕のことを覚えてはいないだろうが、元アップルの前刀さん達が運営する勉強会のメンバーのひとりとして、忘年会か何かにいらしたことがあり、その時に紹介された。その時、彼は、宇宙事業団だったかに所属されていたと思うが、当時の僕は、彼がどんなに凄い人であるかは全く知らなかった。

さて、今日はこの後、あるアポイントに出掛けた後、「THE NEW CONTEXT CONFERENCE」の講演者として招聘されている「wikipedia」の創設者の話しを聴きに行く予定である。

前回もそうだったと思うが、このカンファレンスは海外からの講演者が多く、その殆どは、デジタルガレージの共同創業者である「JOI(ジョイ)」こと、伊藤穣一氏の人脈により招聘されている。

JOI とは、テクノラティというブログ専門の検索エンジンの事業で一緒に仕事をさせていただいたことがあるが、彼は、インターネット関連に関してはまさしく「天才」であり、日本における第一人者と言ってよいだろう。彼の才能は、本当に素晴らしい。

これを機に、デジタルガレージの人たちとも、また、何らかの接点が持てれば嬉しい。

Connecting the Dots.

追伸:そういえば、デジタルガレージ10周年記念のカンファレンスでは、「リサーチプラットフォームとしてのブログの可能性」というようなテーマで、僕も話をさせて頂いた。今にして思うと、とても光栄なことだった。

マクロミルの新規事業。

昨日の日経新聞に、マクロミルがニールセンからPOSデータの収集・分析事業を譲り受け、流通系のビジネスに強い東急エージェンーと提携し、新規事業を立ち上げるという記事が載っていた。インタースコープとインフォプラントが合併し、Yahoo! バリューインサイトとなったことを受けての対抗策という意味合いもあるのだろう。

ところで、マクロミルが今回立ち上げる事業とほぼ同様な事業を、僕らがインタースコープ時代に構想していた。当時は、企業としての実力が足りず、残念ながら具現化することは出来なかったが、そのような可能性があることをマクロミルが実証してくれたとも言える。

僕は、先見性や構想力には自信があるが、物事は何でも、先見性や構想力だけでなく、それを「具現化」する力がなければ日の目を見ることはできない。マクロミルは、その「具現化」する力と「オペレーション」に秀でている会社である。創業者の杉本さんから学んだことは数知れない。

そのマクロミルも、2000年頃は数多いるベンチャー企業の1社だったわけだが、こうして日経新聞に大きく取り上げられる企業に成長したことは、僕にとっても感慨深い。残念ながら、インタースコープという名前は残らなかったが、業界の同志であるインフォプラントと合併し、マクロミルと並んで「業界の2強」となったことも、別の意味で僕にとっては感慨深いものがある。

ところで、ちょうど10年前のことだが、元マッキンゼーの「波頭 亮」氏のオフィスを訪ねたことがある。「頭の体操」の著者である多湖輝先生つながりの熊平さん(日銀の金庫も造っている金庫メーカーの老舗のお嬢さん)の紹介だった。

僕がインタースコープを創業した2000年の暮れに、波頭さんと電話で話しをする機会があった。その時に、彼が「インターネットリサーチですか・・・。残るのは『2社』だろうね」と言っていたことが強く頭に残っている。

その時、インタースコープは、インフォプラント、マクロミルと並んで「3強」と言われていたが、そのうちで「勝ち組」として生き残れるのは「2社」、つまり、1社は脱落するということを考えて、背筋が寒くなった。

さて、ドリームビジョンは将来、どんな会社と競合することになるだろうか?

インタースコープを超えていきたい。

「創造力」と「自己変革」。

マネックスの松本さんのブログに「創造力」というテーマでのエントリーがあった。

ノーベル物理学賞学者の江崎玲於奈博士の講演を聴かれたそうだが、「創造力」と「分別力」の話しが最も印象に残ったそうである。

江崎博士曰く、「創造力は20才がピークで70才でゼロに近づく。一方、分別力は20才から増え始め、70才では最大になっている。この創造力と分別力線は『45才』で交差する」そうである。

僕は今、44才。この「交差点」まで、あと1年を切っている。

しかし、人間には「個人差」というものがある。そして、それは大きいと思っている。

僕の好きなプロゴルファーの青木功は、「プロゴルファーのピークは30代前半だと思うが、自分にはそれが『5才』遅れてやってきたと思う」と、自身の著書で語っている。

ゴルフファンなら誰でも知っているであろう、あの「全米オープン」でジャック・ニクラウスとの「死闘(4日間、同じ組でプレーした)」を演じ、共にコースレコードを更新し、ニクラウスが優勝、青木が2位(2打差)という快挙を成し遂げたのは、青木が「38才」の時だったと思う。

松本さんのブログにも書いてあったとおり、創造力は「自己教育(self-teaching)」によってのみ養われる。ドリームビジョン流に言えば、「自己変革(Self-Innovation)」である。

「リクルートのDNA」と「未来の辞表」。

自宅の窓からも、オフィスの窓越しにも、桜の花が見える。オフィスの窓から見える桜の花は、手を伸ばせば届きそうなところにある。慌しい日々にあっても、自然を楽しむ「心」を大切にしたい。

ところで、上海出張に行く前に「リクルートのDNA」という本を買った。リクルート創業者の江副浩正さんが書かれた本だ。江副さんの本を読むのは、これで2冊目になる。

1冊目は「かもめが翔んだ日」という本で、2003年だっただろうか、僕にとって初めての本を書いている時で原稿の締め切りの日だったが、そんなことはそっちのけで、渋谷マークシティのスターバックスで、人目を気にせず、涙を流しながら読んでいた。

江副さんは幼少の頃、両親が離婚されたか何かで苦労をされたらしい。本の前段にはその頃のことが書かれている。

僕の両親は幸いなことに離婚はしていないが、僕が15歳の時に産みの母親が亡くなったこともあり、当時の江副さんの心境が理解できる気がして、ついつい感情移入してしまったことを今でもよく覚えている。

僕が24歳の時に55歳で他界した父がいつも言っていた、人生に必要な「勇気と自信」を江副さんの本からもらった気がした僕は、当時、一緒に働いていた「上村崇」という若者にその本を手渡した。新しい本を買ってプレゼントしようかと言ったところ、「平石さんが読んだ本を読みたいんです」と心憎いことを言ってきたためだ。暫くして、「何度も鳥肌がたちました」と言って、その本を返しにきた。

彼は、超狭き門を突破して入ったアクセンチュアの戦略コンサルティング部門の職を辞して、学生の頃にインターンをしていたインタースコープに「出戻った」。今は、インタースコープとニッセンとで創った会社の社長をしている。

その上村が僕に「未来の辞表(執行猶予付き辞表)」なるものを書いたことがあった。2005年1月19日の午前1時過ぎだっただろうか。

当時のインタースコープは、上場を目指しつつも、経営体制の面で過渡期にあった。上村は、そのことをとても心配しており、僕に「絶対にこうしてはいけない」とか「こうするべきだ」とか、色々な進言をしてくれていた。

そんな時、たまたま何かの理由で遅くなった日、僕の車で川崎にあった上村の安アパートまで送っていった時のことだった。

足の踏み場も無いほどに散らかったアパートで彼は自説を説き、それをレポート用紙に書き、それを実現するべく経営をしていくのであれば自分はインタースコープに留まり、その実現に邁進すると熱く語っていた。その想いを「未来の辞表(そのとおりにしなかったらインタースコープを辞める)」として、僕に渡したのだった。

上村がその「辞表」に書いてくれたことは、大きく「3つ」の視点で構成されていた。

ひとつは、「Scope of Economy(自社の事業ドメイン)」。
ふたつ目は、「Skill of Economy(スキルの経済)」。
三つ目は、「Scale of Economy(規模の経済)」。

今読んでいる「リクルートのDNA」という本は、同じリクルートの創業物語ではあるが、最初の本とは書かれている視点が異なり、新たな気づきを与えてくれる。当時の江副さん想いを想像しながら読み進めていると、言葉には表現できない「興奮」と「やる気」が沸いて来る。

僕は、江副さんの本を読みながら、自分は何故、彼の本に「こうも興奮を覚えるのか?」 そのことを不思議に思った。

自問自答した結論は、「逆境」にメゲズ、それを乗り越えて「成功」を掴むという「生き方」が好きだということだ。別の見方をすれば、体制側(既得権者側)で生きるのではなく、既得権に挑戦し、新しい何かを世に生み出す生き方が好きだし、自分もそうありたいと思っているからだと思う。

いつだったか、インタースコープのある女性社員から「壮大なビジョンが無くなって、現実的(な利益だけを追い求めるよう)になったら、平石さんは、ただの人になりますよ」と言われたことがある。

言うのは簡単だが、実際にそういう生き方を「貫く」ことは容易くはない。

でも、そういう生き方に拘ろうと思う。

追伸:明日は僕の誕生日だ。「人生は短い」。


江副 浩正
リクルートのDNA―起業家精神とは何か