人生は設計できるものではない。

日経ビジネスオンラインに、「人生は設計できるものではない」というタイトルの宋文州さんのコラムが掲載されていた。彼とは同い年で、また、彼の「生き方」に惹かれていることもあり、いつも興味深く読んでいる。

僕の「自作の座右の銘」のひとつは「人生はすべて必然」であるが、「人生は設計できるものではない」というのは、そのとおりだと思う。

以前にもこのブログに書いたことがあるが、米国ワシントン州立大学のある方が、世界的に著名な起業家から売上が数百億円規模の会社の起業家を含めて20人(だったと思う)をインタビューした結果、誰一人として最初から今のビジネスをしようと思っていた人はいないというレポートを書いており、そのことを「Given Means(その時にに与えられていた材料での発想)」と称している。

恐らく、孫さんにしても、最初から携帯電話の事業をやろうとは思っていなかっただろうし、Yahoo! という会社が現れることを予期していたわけではないだろう。

僕にしても、1991年に商法改正がなければ会社は創らなかっただろうし、山川さんと出会わなかったらインタースコープは立ち上げていなかっただろうし、山川さんが田部さんをインタースコープに誘わなかったら、安田がインタースコープでインターンをしていなかったら、僕はドリームビジョンを立ち上げていなかったかもしれない。

そもそも、中高生の頃は、ミュージシャンになりたいと思っていた。

そうして考えると、偶然という「幸運」に感謝せずにはいられない。

また、すべては極めて「不確実」であることを考えると、とても怖くもなる。

目の前を通り過ぎる「偶然」をどう判断し、どんな行動をするのかにより、人生は大きく異なっていくと思う。

その意味で、自分の「選択」の「結果」が今の自分であると考えると、すべては「必然」とも言える。

宋さんのコラムを読んで、久しぶりに鳥肌が立った。

追伸:ドラッカーは、「変化はコントロールできない。出来るのは先頭に立つことだけだ」と言っているそうである。不勉強な僕は、江副さんの本を読んでそのことを知った。

ラソナの入社式。

月曜日は僕が社外取締役を務める「ラソナ」の入社式があった。ラソナの新卒採用2期目で「精鋭の4人」が新たにラソナのメンバーになった。昨年は10人の採用で、30人の会社がいきなり40人になったが、今年は緩やかな変化だったとも言える。

昨年の入社式も出席したが、来年は出席できない可能性がある。ひょっとすると、ドリームビジョンでも来年は新卒採用があるかもしれないからだ。そうなったら、さすがに自分が社長を務める会社の入社式に出ないわけにはいかないから(笑)。

ところで、僕にとって「3月」は「大きな変化」がある月ということを書いたが、実はラソナにおいて、僕の誕生日である「3月30日(エリック・クラプトンの誕生日!!)」に大きな出来事があった。やはり、そういう巡り合わせにあるようだ。

詳細はラソナ広報からのリリースがあるまで言えないが、今回の出来事は、今後のラソナにとって非常に大きな意味を持つことになると思う。

話しは変わるが、先程、久しぶりに「プラン・ドゥ・シー」の野田に電話をした。ケイタイの留守電にメッセージを残したところ、それから1時間後に、わざわざ海外から電話をかけてきてくれた。相変わらず元気そうだった。

人の縁とは不思議なものである。

僕がラソナの取締役をしているのも、元を質せば、僕らの結婚式のプロデュースをいつ潰れてもおかしくなかったプラン・ドゥ・シーに発注したことがきっかけで、野田の親友であるポン(岡村)を紹介されたことに起因している。

今までに何万人という人と会ってきたなかで、こうして同じ会社の経営に携わるというのは、何人もいない。

そんな人の縁をこれからも大切にしていきたいと思う。

「遺伝子」を受け継ぐ。「44歳」の誕生日に想うこと。

昨夜は住友商事の知り合いと六本木で食事をした。ほぼ3年ぶりだった。彼女も新しいチャレンジをしている真っ只中のようで、とても楽しいひと時だった。

会社の最寄り駅である明治神宮前から地下鉄に乗り、2駅目の乃木坂で降りて約束しているお店に向かう途中、本日(僕の誕生日!!)オープンの「東京ミッドタウン」の前を通った。「上海」の開発とは違い、「成熟」した雰囲気を感じさせていた。今頃はきっと、物凄い人だろう。

ところで、僕の人生は何故か3月に大きな変化が起こる。というより、自分で起こしている。

先程、GREEから送られてきた誕生日メッセージの返事にそんなことを書いたら、山川さんから「明日のゴルフで『ハーフ30台』が出るかもしれませんよ!?」というメールが届いた。

まあ、それはないだろう。でも、3月はまだ終っていないのだ(笑)。

ところで、ALBERTの上村から、同社の代表者ブログにて僕の誕生日を祝うエントリーを書いたとのコメントがあった。早速、覗いてみると相変わらず「心憎い」ことが書いてあった。

確かに僕の「コアコンピタンス」は「メッセージ伝達力」であり「表現力」だと思う。

経営者として必要なオペレーショナルスキルや組織運営力は決して高くはない。というよりも極めて低い。但し、幸いなことに、まだ組織の小さいドリームビジョンでは、今まで磨いて来なかったそれらのスキルを身に着ける時間を与えられている。とても幸せなことだ。

昨日はインタースコープの佐藤俊雄さんから僕のブログにコメントを頂いた。

そこには、ユングの心理学をベースにしているという類型論が紹介されていた。

俊雄さんのコメントには、「平石さんは、ENFPではないですか?」と書かれていたが、実際にやってみると「ENTJ」だった。

そのことを伝えると、「情緒・柔軟から、思考・規範に変わったんですね。それはすごい変化ですね。ちなみに、ENFPの解説の『熱意を持って人生を前向きに生きているので、胸がわくわくするようなアイデアや大儀を掲げると、支援してくれる人が難なく集まってくる』というのは、ドンピシャだと思ったのですが、まあ類型論ですから、あたるところもあたらないところもありますね」という返事がきた。

確かに、ドリームビジョンを創めてから、正確に言うと、昨年12月半ば過ぎから、少しずつ自分の中で変化が起きているのを感じている。

自分の「知力・気力・体力」が続く限りは、ドリームビジョンを続けていこうという覚悟が出来たことが原因だと思う。

その「覚悟」が生まれたのは、創業メンバーの安田の影響が大きい。彼からは色々なことを学んでいる。そして、インターンとして頑張ってくれていた増田くん(この4月からメガバンクに就職する)の影響(プレッシャー)も大きかった。優秀な人達と仕事をすることで、否応無く、自分が成長せざるを得ないとうことだろう。

結果的にではあるが、このブログで何度も紹介してきたリクルートの社是である「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」ということを実践できているとしたら、とても嬉しく思う。

明日は3月最終日。44歳になって初めてのゴルフである。

ベストスコアが出たら嬉しい(笑)。

「久しぶりの休日」と「ライブレボリューションの増永さんのブログ」。

「春分の日」の今日は、久しぶりに休日らしい休日を過ごした。

先週から嘔吐と下痢が続いていた子供の体調もよくなり、妻もだいぶ回復してきたので、親子3人でスーパーに買い物に行った。でも、夜はまだ途中で目が覚めてしまい、何度も起こされる。子育ては本当に体力との戦いである。

我々が済んでいるマンションには、同じぐらいの月齢の子供を持つ家族が何組かいて、その中のある家族とはそこそこ親しくしているが、同じようにほぼ1週間、子供が嘔吐を繰り返していた時があったらしいが、奥さんの実家が近所にあり、お母さんが看病に来てくれていたらしく、彼女は1日も会社を休まなかったという。

「バナナだったら食べるかなとか、おかゆも少しずつにしないと吐いてしまうとか、そういう対応は母親じゃないと無理でしょう(お金を払って預けることには限界がある)。でも、どちらかの親が近所にいれば違うよね。やっぱり、そういう環境でない限り、子供を育てながらフルタイムで且つ責任のある仕事をすることは難しいよ」と、実感を込めて妻が言っていた。

彼女は病院での研修を休まざるを得ず、僕も会社を抜けて食料の買い出しに行ったりした。

今月から派遣社員の方を採用して初めて知ったことだが、毎日ではなく、週に数日の勤務を希望する方というのは、結婚あるいは出産前は総合職として働いていたが、家庭の事情でどうしても毎日働くことは出来ないというケースが多いという。

言われてみれば当たり前のことかもしれないが、やはり、自分達が「当事者の立場」に立ってみなければ分からないということだろう。

それに関連することで、あるベンチャー企業の社長がおもしろいことを言っていた。

「160キロのボールを打ったことのない人には、本当のことは分からないでしょう。その時の手の痺れとか、そういうボールを打ち続けても、シーズンを通じてケガをしない身体がなければ務まらないとか。理論だけでは本質は理解できないですよ。実際にやったことのない人には」。

そう、百聞は一見に如かず。しかし「百見は一行に如かず」である。

ところで、久しぶりにライブレボリューションの増永さんのブログを読んだ。

彼のブログは更新頻度は決して高くはないが、毎回、とても勉強になる内容である。今回のブログは「採用」に関する内容だったが、特にこの一行が僕の「心」に響いた。

「もし、私に子どもがいて、大切に育てたわが子が民家の中にある当時のLRに入社したいといったら、それを心から祝福し入社を許すことが出来たかというと自信がありません。その点、彼のご両親に感謝しなければなりません」。

増永さんは、若くて才能があるにも関らず、とても謙虚な人である。

詳しいことは彼のブログを読んで頂ければと思うが、彼はこの3月末をもって、ライブレボリューションでは「中途採用を一切止める」という方針を打ち出した。

ベンチャー企業への「転職支援(採用支援)」をしている当社としては、何とも「不都合な真実」であるが、でも、その結論に至った理由に関しては、とてもよく理解できる。

増永さんも僕も、会社は「カルチャーが最も大切だ」と思っている。

ドリームビジョンでは、この4月1日とGW明けに、ひとりずつ、新しいスタッフを迎えることになっている。

僕は、新卒に拘る(限定する)ことは考えていないが、やはり、ドリームビジョンの価値観、現時点で言えば、「僕の価値観」に共感していただける人だけを採用しようと思う。

ビジョナリーカンパニーを創るために、とても大切なことだと思っている。

「上海の熱気」と「東京の現実」。

昨夜の最終便で上海を後にし、成田に着いたのは21時少し前。興奮冷めやらぬままリムジンバスに乗り込み、リクルート創業者の江副さんの本を読みながら渋谷まで行き、帰宅したのは23時前だった。

昨日のブログにも書いたが、上海の街には、街行く人々には「エネルギー」がある。それを我が身で感じると、「頑張らなければ!!!」という気持ちが湧いてくる。それだけでも行った価値がある。

また、日本を離れて客観的に自国を見ることが大切であることを、改めて感じた。大谷さんは、月に一度は海外に出掛けてベンチマークしている国の事情を五感で確かめると同時に、日本の将来をシミュレーションしてみるらしい。見習いたいと思った。

大谷さんとは不思議な関係だ。ほんの少し前までは競合会社の経営者同士だったのが、今では同じ飛行機に乗って隣の席に座り、お互いのビジョンを語り合っている。彼の子育て観も聞いた。大谷さんからは学ぶところが多い。

ところで、今日は朝から連続してアポイントが入っており、とても慌ただしい一日だった。

尚かつ、子供が激しい嘔吐と下痢にやられてしまい、その看病疲れて妻もダウンしてしまった。

今日はある不動産ディベロッパーのパーティにお招きいただいており、知り合いと一緒に参加していたのだが、ケイタイに何度も着信履歴があり、慌てて帰宅すると、1Fのロビーで妻が子供を抱えて立っていた。子供が泣き叫んでどうしようもなく、気分転換をさせるためにロビーであやしていたらしい。

妻は吐き気が収まらないようで、とても顔色が悪かった。レトルトのおかゆを作って彼女に食べさせたが、こういう時、近所に身寄りがいないのは辛い。

子供が生まれてからの方が、亡くなった父親や母親のことを思い出すのは自然の成り行きなのだろう。改めて、両親に感謝をしている。彼らの分も長生きをしようと思う。

そして、僕にどこまでのことが出来るかは分からないが、両親から授かった能力を最大限に発揮し、常にチャレンジしていきたい。

「制約」が生むイノベーション。

明日から初めての「上海」である。

そういう時に限って、子供の具合が悪くなる。

今朝になっても吐き気が治まらず、薬を飲ませても、イオン飲料を飲ませても吐いてしまう。

午前中は来客があり、それ間に合うように会社に行ったが、午後は妻が大学院の実習で休めないので、僕が家に戻って子守りをした。

17:30過ぎに妻が帰宅するのを待って、また、会社に戻り、キャンディデイトとの面談をした。その後は、明日の出張の準備と今週中に済ませておきたい仕事を片付けた。

明日の朝は04:30起きで、06:15渋谷発の成田エクスプレスに乗る。

世の中の共働きの親達は、みんなこうして子供を育てているんだろう。

田坂広志さんのメルマガに、こんなことが書いてあった。

前略

あたかも、光の無い暗闇において、
音を聴きわける力が研ぎ澄まされるように、
ラジオという「制約されたメディア」は、
その「制約」が、
我々の語る力、そして、聴く力を高めてくれる。

その不思議な逆説に気がついたのです。

中略

我々の人生における「制約」もまた、
我々の人間としての「力」を高めてくれる。

アントレプレナーセンターの福島さんは、こんなことを言っていた。

「恵まれた環境にあった人で偉大な仕事を成し遂げた人はいない」。

「制約」があるから「創意工夫」をするということだろう。

卑近な話しで恐縮だが、今日の僕は、優先順位の低い仕事はしなかった。やりたい仕事からではなく、やるべき仕事から片付けた。

常にそうしたいものである。

反(アンチ)セレブ宣言。

金曜日の昼前、渋谷駅の売店で「BUSINESS」という副題がついた「週刊文春」臨時増刊号を買った。

表紙には「矢沢永吉」のモノクロ写真が載っている。その存在感に惹かれて、思わず買ってしまった。

売店のおばさんが「永ちゃんのせい?そういう人、好きよ。矢沢永吉が表紙に載ると売上が増えるわね」と言って手渡してくれた。「反(アンチ)セレブ宣言」が、矢沢永吉のインタビューのタイトルだ。

彼は、自分の会社の経理責任者の裏切り行為によって「35億円」の負債(借金)を抱え込んだ。そして、その借金を完済した。自己破産の選択もあっただろうが、見事としか言いようがない。

「金持ちが『勝ち組』で、貧乏な人間が『負け組』だって?それっておかしいんじゃない?あんたらマスコミが悪いんだよ」。

彼はそう言っている。

今日は朝食の後、行きつけの整体に出掛けた。2週間に1度のこの整体が、僕の体調をキープしてくれていると言っても過言ではない。身体がとても楽になる。

昼食の後は、恵比寿の駅ビル(アトレ)に入っている書店に行き、東洋経済とフィナンシャル ジャパンという雑誌を買った。

東洋経済は「新年度に伸びる1194社」、フィナンシャル ジャパンは「漂流する日本経済」および「新興市場は死んだのか?~ライブドアショックから1年~」という特集を読むためだ。

本屋で立ち読みしたプレジデントに載っていたインタビュー記事で大前研一が言っていたことが印象的だった。

「私は新聞は10年前から購読していない。雑誌は編集方針が偏っているものを選んで読んでいる。記事の内容ではなく、物事に対する考え方が参考になるから」。というようなことを言っていた。

要するに、大切なことは「結論は自分の頭で考える」ということだ。

答えはひとつではないし、そもそも用意されていない。