人生は短い。

僕よりも5才ぐらい若い世代までの人なら、電撃トレードで巨人から阪神に移籍した小林繁投手のことは誰でも知っていると思うが、その小林繁投手が昨日、急逝された。

享年57才。因みに、僕の父の享年は55才。

残された家族はさぞかし悲しみに暮れているだろう。

小林繁投手に関しては、あの記者会見での凛とした姿が今も脳裏に焼き付いている。

「怪物」と呼ばれたとは言え、プロ未勝利の江川卓投手とトレードされたことは、沢村賞投手としてプライドが許さなかったはずである。

にも関わらず、愚痴や文句は一切、言わず、「向こう(阪神)に行ってからの仕事で判断して欲しい」と言った彼の言葉に、強い決意が感じられた。

僕が高校生の時だった。

早過ぎる小林投手の旅立ちに、江川は「(亡くなったからと言って)申し訳ないという気持ちは終らない」と言い、目を真っ赤にして言葉を詰まらせたという。

僕も、小林繁投手のような「潔い生き方」をしたいと思う。

心からご冥福をお祈りします。

あの本を読めば、この本は読めない。

今日から6月。2009年も今月で半分になる。

個人的には、46才になって、早2ヶ月が過ぎた。「2/12」つまり「16.7%」が終了したことになる。

「時間」というものをかなり意識してきたせいだろうが、それなりに充実した時間だった。
また、遅まきながら、46才にしてようやく、「計画」というものを真剣に考えるようになった。

今月は、来月以降(今年の下半期)と46才の間に何をどこまでやるのか?について真剣に考え「具体化」し、それを「行動計画」に落とし込むところまで進めたい。

色々と言い訳はある。予想外のトラブルがあったり、体調を壊したり・・・。

でも、結局は、自分自身の「意志」の問題である。

ところで、今日のエントリーのタイトルは、僕が生まれ育った郡山市にあった「本屋」のカバー(包装紙)に書いてあった言葉である。

「人生は短い」。

つまり「あの本を読めば、この本は読めない。読む価値がある本は、買う価値がある」と、その書店のカバーには書いてあった。

あの頃は、その意味がよく分からなかったが、もちろん、今はよく分かる。

そして、僕にとって、あの「本屋」の想い出は、亡くなった「産みの母」の想い出でもある。

「筋肉」の鍛え方。

年明けから飛ばしてきたせいか、あるいは、株主報告会が終わり気が緩んだせいか、ドッと疲れが出て、金曜日はヘトヘトだった。それで、またしても、平日のブログの更新が出来なかった。

そんなこともあり、朝から雨模様だった今日(土曜日)は、久しぶりにゆっくりと過ごした。

ところで、僕は、頭の後ろのあたりが尋常ではないレベルで「凝る」。

睡眠不足になると、それが顕著に出て、集中力がなくなり、仕事にならない。

それ故、しばしばマッサージに行くのだが、あくまでも「対症療法」であり、マッサージをしてもらって暫くの間は調子がいいが、疲れが溜まったり、睡眠不足になると、また、同じ症状が出て、マッサージに行くことになる。当然、かなりの出費を伴う。

何とかならないものかと思っていたところ、「腰痛」持ち且つ「頭痛」持ちの妻が、暫く前からリハビリ治療に通っている整形外科に一緒に行ってみる?ということで、半信半疑で行ってみた。

そこで、首のレントゲンを撮ってもらったところ、骨が湾曲しており、また、椎間板もやや減ってきているとのことで、定期的に治療に通った方がよいと勧められた。

また、僕がお世話になっているマッサージ師に言われた僕の「筋肉」の話をしたところ、「なるほど」と思わされる話をしてくれた。

そのお医者さんは、筋肉をゴムに例えて説明してくれたのだが、若い頃は、ゴムを「太くする」ための運動をする(そういう鍛え方をする)が、年をとってくると、「ゴムの収縮が良くなる」ための運動をすることが必要(効果的)だという。

つまり、筋肉の絶対量を増やすのではなく、筋肉の「質」を高める努力をすることが、理に適っているということだろう。

それには「ストレッチ」が大切とのこと。マッサージ師の方も同じことを言っていた。

確かに、暫く前に久しぶりにストレッチをしたところ、以前はとても柔らかかった身体が、信じられないぐらい固くなっており、愕然としたことがあった。

すべての辻褄が合う。

ところで、ストレッチの話は「筋肉」に限らず、「仕事の仕方」や「努力の仕方」にも言えるように思う。

事実として、ここ2~3年前から体力の衰えを感じるし、30代の頃のような我武者らな働き方は出来なくなっている。

そうなると、仕事をする「時間」や仕事そのものの「量」を増やすのではなく、より「効率的」に仕事をすることや、仕事の「質」を高める努力が重要になる。

そして、そのためには「仕事におけるストレッチ」が大切である。

つまり、常に、仕事の「内容」を見直し、「優先順位」を明確にし、「不必要なものは思い切って捨てる」ことが必要である。

「戦略」とは「戦いを略す(省く)」ということであり、何をするか?よりも「何をしないか?」が大切であり、残された「時間」も「体力」も少なくなってきていることを考えると、自分がやることと、やらないこと(捨てること)を明確にしていくことが、よりいっそう大切だということである。

整形外科でリハビリ治療を受けながら、そんなことを考えていた。

僕の時間の使い方が下手なせいもあるかもしれないが、何かを成し遂げようとすると、「人生は短い」。

「人生は短い」のは、「時間の使いたが下手」なせい?

今日のエントリーのタイトルは、どこかのメルマガか何かで読んだ「ある人の言葉」。

それが、誰のものだったかは憶えていないが、「なるほど」と思った。

僕には、「耳が痛い」言葉である。

何事も「優先順位」と「目的」を明確にすることが大切ということだ。

40代も半ば。本当に自分が「したいこと」「やるべきこと」に集中するべし!という神様のお告げ?でしょう。

卓上カレンダー。

今日から2月。2009年も「1/12」を消化。あっと言う間である。

ところで、我が家では数年前から卓上カレンダーを使用している。

夫婦共働きで、妻の仕事の都合によっては、僕が子供を保育園に迎えに行くため、それらの予定をふたりで確認するツールとなっている。

何気なく、ペラペラとカレンダーをめくると、今年はいつ連休があるとか、いつ何をしようかと考えて、自然に一年のシミュレーションを行うことになる。

いったい、どんな12月を迎えるのだろうか?

今年は、計画的に物事を進めたい。

「時間」だけは、「平等」に与えられている。

半分は気のせいかもしれないが、昨日から、水道の水が冷たく感じられるようになった。暦どおり、冬が到来したことを感じる。

子供の頃は、もっと冷たかったけど・・・。

ところで、ここのところ、自宅の電球があちこち切れてしまい、今日は久しぶりに渋谷のビックカメラに行った。師走の渋谷は、心無しか忙しない感じがした。

電球を買った後は、速達郵便を出すために郵便局に寄る。ここでは、高齢化社会を感じる。年配の方が多い。

そんなことをしているうちに、夕方からのアポまで、2時間となる。何だかんだと雑用が多く、あっと言う間に一日が終わってしまう。

本当にやりたいこと、本当にやるべきこと以外に時間を使っていたのでは、時間はいくらあっても足りない。

「時間」だけは、「平等」に与えられている。

問題は、その使い方である。決めるのは自分。

「坂本龍一」と「シェリル・クロウ」。

赤坂でのアポイントの帰り、久しぶりに「THE BIG ISSUE」を購入した。

僕はいつも、渋谷駅南口と東急プラザの間に立っていたオジさんから買っていたが、仕事が見つかり、ホームレス生活から脱出できたのか?最近は見かけなくなってしまった。

THE BIG ISUUE を読みたいとは思っていたが、何となく、他の人から買うのが申し訳ないような気がしていて、THE BIG ISUUE を買うこともなくなっていた。

それが昨日、赤坂の通りで、表紙に「坂本龍一」が載っているTHE BIG ISUUE を持ったオジさんを見かけて、思わず買ってしまった。

セレブリティ(有名人)が自分の肖像権により、THE BIG ISUUE、つまり、ホームレスの自立に貢献したことになる。

その「坂本龍一氏」は、THE BIG ISUUE からのインタビューのオファーを受け、「光栄です」と答えたそうだ。

ページをめくると、「シェリル・クロウ」のインタビュー記事も載っていた。僕の好きなミュージシャンのひとりでもあり、興味深く、彼女の記事を読んだ。彼女は、僕と同い年であることが分かった。

記事の中に、彼女が「乳ガン」になったことが書いてあった。

自分の「死」を意識したことのある人は、強くなるという。

僕の親しい友人のひとりが、ある「難病」にかかり、そんな話をしてくれた。

ご本人という意味ではないが、今年8月にシリコンバレーで取材をさせていただいた際に、DCMパートナーの「伊佐山さん」も同じようなことを話していた。

「人生は短い」。