「オバマ大統領」と「日本の政治」。

昨日は、ロスから一時帰国していた妻方の叔母と久しぶりに会った。

お昼前に叔母の東京の自宅を訪ね、お昼を一緒に食べた後、みんなでお墓参りに行った。

その車中で、叔母が、オバマ大統領のことについて、興味深い話をしてくれた。

詳細は割愛するが、米国の黒人の人たちにとってオバマ氏の大統領就任は、我々の想像を絶する画期的なことであり、いかに今まで黒人の方々が差別を受けてきたかが分かる、と言っていた。

そういう叔母も、東洋人として、ロスに住むようになり、そのような話は聞いたことがないが、いろいろな意味で「マイノリティ」の立場を感じてきたのではないかと思う。

また、オバマ夫人(ミシェル)は、自身の服を無名なデザイナーに発注したりと、今まで日の当たらないところにいた人たちに対する配慮に、とても気をつかっているという。

ところで、某国の財務大臣のことについても、米国では様々な報道がなされているらしい。

むしろ、日本よりも詳しく報道されているようで、僕の勉強不足かもしれないが、僕の知らないこと(何人連れて行ったとか、その費用はいくらだったとか)まで知っていた。

歴史的な転換期において「直接選挙」で「自国の指導者」を選べる国と、そうでない国との違いを感じる。

であるからこそ、「衆議院」の「解散の是非」は、大きな意味を持つ。

有権者のひとりとして、よりいっそう、政治に関心を持ち続けようと思う。

東京の「空き地」。

最近、都心部に大きな「空き地」が目立つようになった。

「古いビル」を取り壊した「跡地」である。つまり、「新しいビル」を建てようということだ。

おそらく、それらのプロジェクトの意思決定をしたのは、1年前ぐらいだろう。

その時は、まさか、こんな経済情勢になるとは、思ってもいなかったはずである。

はたして、予定通り、新しいビルは建つのだろうか?

因みに、伊藤忠商事は、オフィスビル運営事業に「再参入」するらしい。

「都心」に建つ「最新設備」を競う大規模ビルは、月坪:4~6万円(賃料)もする。

伊藤忠商事は、コスト削減のためにオフィス移転を考えている中小企業向けの「小規模ビル(同:2万円程度)」を建て、それらの需要を取り込もうという戦略だという。

既存の小規模ビルは、構造的にI.T.化に限界があり、そこに「市場」があるということだ。

数年後には、色々な意味で、世の中が大きく変わっているだろう。

その時に、生き残っていられるよう、今が頑張り時である。

「お受験」と「受験」。

今朝は子供を保育園に送った後、毎月1回のラソナセンシュウの経営会議があり、市ヶ谷まで出掛けた。

市ヶ谷には、僕が客員教授としてお世話になっている法政大学(僕は大学院)があり、何かと縁がある。

いつもは西麻布の交差点から青山墓地の横を通るのだが、今日は何となく「青山学院」の横の道を通ったところ、キレイに着飾ったお母さんと子供という2組が、僕が運転するクルマ(道路)を挟んで、両側で会話をしていた。

一昔前?二昔前?は、子育て中のお母さんというと、髪を振り乱して・・・という感じだったが、今では、そんな雰囲気は微塵もない。

たまたま、青学の付近という地理的条件のせいかもしれないが、お母さんたちは、とてもキレイだった。

当然、手を連れられている子供達も、こぎれいな服を着て歩いている。

「豊かな国」になったのである。

彼らは、どんな大人になるのだろう?

ところで、今日の夕方は、青学の辺りから青山(外苑前)まで、健康を考えて歩いた。

約20分の距離だった。

その途中、大勢の若い人たちとすれ違い、「いったい、何だ?」と思ったが、次の瞬間、彼らは「青学の受験生」だということに気づいた。

正門の前まで到着すると、今日が受験日であることの大きな看板が出ていた。

受験生だったあの頃から27年。

「光陰矢のごとし、学為り難し」。

グローバル資本主義の未来。

NHKに勤めている知り合いから、その方がプロデューサーとして製作された番組を録画したDVDを頂いた。

壁崩壊から20年~グローバル資本主義の未来~」と題して、今年の元旦に放映されたその番組(BS1)は、1時間50分にも及ぶもので、とても見ごたえがあり、勉強になった。

I.T.と金融の両輪により世界経済を牽引してきたアメリカ経済の凋落と、金融の規制緩和とI.T.の普及により台頭してきた「BRICs」なる国々の経済発展に急ブレーキがかかり、これからの世界経済はどうなるのか?

1989年11月9日のベルリンの壁崩壊から20年目にあたる今年、ロシア、中国、アメリカの取材をもとに製作された番組だった。

僕にとって印象に残ったのは、エネルギー資源をベースにしたロシアは、それ以外にどんな産業を育成できるのか?ということだ。

この先、何年かかるかは別として、現在の金融危機が収束すれば、代替エネルギーが開発されない限り、資源国であるロシアが経済的に復活してくるのは、ほぼ間違いないだろう。

しかし、そのエネルギー資源が枯渇あるいは代替された時、ロシアはどうするのか?

そのことを考えた。

同時に、それは、日本にも当てはまる。

「北米市場」を上得意客としてきた日本経済、特に自動車産業や家電産業にとって、これからの事業展開はかなり難しいだろう。

しかし、諸外国から見た「日本=製造業(=自動車&家電)」という認識(ブランドイメージ)を考えた時、それを捨てて他の産業にシフトするというのは、リアリティがないと思う。

これからの日本経済は、どうするべきか?

僕が考えたところでどうなるというわけではないが、その一方、突き詰めれば、ひとりひとりの意識と行動が社会を変えることになるわけであり、当事者意識を持って考えていこうと思う。

それにしても、最近の「政治」は見るに耐えない。

これこそ、国民ひとりひとりが、選挙を通じて変えていくべき問題である。

「いつかはクラウン?」V.S.「いつまでもクラウン?」

今週号の日経ヴェリタスで「自転車」に関する記事を読んだ。

東証一部上場で自転車販売店を展開する「あさひ」という会社が紹介されていた。

同社の下田社長が「高級自動車よりも、シェイプアップされた体とか、文化的教養とか、お金だけでは買えないものを求める人が増えた」と語っているが、たしかに、日本人の価値観は、変わりつつあるように思う。

因みに、僕が大学生の頃(1980年代の前半から半ば)、「白いクラウン」は「豊かさ」のシンボルだった。

今の大学生にとって、「白いクラウン」に乗る「中年太りの男性」と「プリウス」に乗る「シェイプアップされた中年男性」では、どちらが魅力的だろうか?

豊かさとは何か?

ある雑誌で「スペイン」のアンダルシア地方に関する特集を読んだ。

スペインといえば、ここ数年の不動産バブルが、昨年からの金融危機で一気に崩壊し、かなり酷い状況と聞いている。失業率も、18%に上るとか・・・。

しかし、「バル」と呼ばれる大衆酒場には、夜な夜な人が詰め掛けており、人生を楽しんでいると、特集には書いてある。

また、かなり前の話だが、その当時、投資銀行に勤めていた知り合いが、経済的に苦しんでいるメキシコを訪れたところ、人々は夜な夜な楽しそうにお酒を飲み、暗い雰囲気は微塵も感じられなかったという。

もちろん、失業されている人や経済的に窮地に陥っている人たちがいることに目を向ける必要があるのは言うまでもないが、「経済成長=人々の幸せ」というロジックは成立しないのだろう。

豊かさとは何か?

難しい問題である。

オバサマ経済学?

先週のある日、あまりに首筋が凝るので、ある商業施設に入っているマッサージ屋さんに行った。

エレベーターに乗ると、60代と思しきオバサマ達が4人ほど連れ立って乗り込んできた。

「○○さんがいないと、早く決まるわよ(笑)」「私は何でもいいわ」・・・。

ランチでどのお店に入るかの相談である。

彼女達の身なり(全員が高そうなコートを着ていた)から判断して、経済水準は高いと思われる。

旦那さんは、大手企業の管理職だったか、中小企業の経営者か、いずれにしても、そこそこのお金持ちなのは間違いない。

以前の僕は、そういう光景に出くわすと、「旦那の稼ぎで、贅沢な昼飯を食べて・・・」という感じで腹立たしく思っていたが、先日は、ちと違った。

「でもな。こうして、この先の人生の『お金』の心配がないオバサマ達が『高級ランチ』を食べることによって、飲食店にとっては売上になるわけで、それで従業員の人たちの給料が支払われて、海外旅行に行ったり、家電を買ったりするわけだよな」。

つまり、既に「裕福な老後」を満喫しており、戦争でも起こらない限りは、一生、お金には困らない人たちが、今より「3割増し」ぐらいの消費をしてくれれば、日本経済はかなり活性化するだろう、と考えた。

大前研一氏によれば、日本人は平均して「3,500万円(富裕層も含めての平均だとは思う)」ものお金を墓場に持っていく(使わずして死んでいく)らしく、そのお金が「消費」という形で社会に流通すれば、つまり、これから「お金が必要な若い人」たちにお金が回っていく仕組みが出来れば、世の中はハッピーになるということである。

「1,500兆円」もあると言われている個人金融資産の「60%(だったと思う)」は、60歳以上の高齢者が保有しており、その「お金」を、高度経済成長期を働き盛りの年齢で過ごした現在の「高齢者」から、人口が減り、年金が破綻するリスクを抱えながら住宅ローンや子育てで支出が嵩んでいる「30代40代」に移転、つまり、「富の移転」が起こせれば「世代間格差」は解消されるはずである。

そういう観点で考えると、裕福なオバサマ様たちには、もっともっと「消費」を謳歌していただきたい。

そして、彼女達向けの商品・サービスをもっともっと提供する企業が現れて欲しい。

この国の未来のために!!

追伸:麻生首相が拘る何とか給付金よりも、オバサマたちの「消費」の方が、はるかに健全な「景気刺激策」である。