「息子を溺愛する母親」が・・・。

今日は、僕が非常勤でお世話になっている法政で学生の方との面談があり、授業はなかったが学校に向かった。

代々木で総武線に乗り換えて市ヶ谷に向かう途中、高校生と思われる身体の大きい男子と細身で50代前半と思われる女性(母親)が乗ってきた。

僕の横の席が空いており、その身体の大きい男子が座り、母親が彼の前に立った。

母親を立たせて座った高校生はけしからんと思うが、僕の価値観では、そうやって「甘やかして」息子を育ててきた母親の責任だと思う。

いかにも「木偶の坊」という感じの少年は、締まりのない身体と緊張感のない表情をしていた。

「息子を溺愛する母親」と「娘を溺愛する父親」が、日本をダメにする。

と僕は思う。

「出会い」は「目覚まし時計」。

まずまずの天気に恵まれた日曜日。東京はおそらく今日が梅雨入り前の最後の晴れ間となっただろう。

僕たち親子は、夏の間だけ「水」が流れる小さな小川のようなものがある公園に出かけ、少し早い夏を楽しんだ。

でも、さすがに水はまだ冷たく、15分ぐらいで切り上げて、公園内のカフェでランチを食べた。

余談だが、そのカフェに行くと、かなりの頻度で作家の「石田衣良」親子を見掛ける。

今日はお嬢さん(お父さんにそっくり!)だけだった(いつもは男の子も一緒)が、いつもどおり、自転車に乗って来ていた。

ところで最近、立て続けに3回、僕がドリームビジョンを創業した頃に考えていた事業のことを話す機会があった。

尚かつ、そのうちのふたりとは、その件で具体的なMTGをすることになった。

あれから4年が経ち、人材紹介業から撤退してからそろそろ1年半になろうとしており、あの頃のプランのままでは事業化は難しいが、きちんとプランを練って、スモールスタートにすれば、ひょっとしたら上手くいくかもしれない。

三木首相は「男は3回勝負する」と言って、4度目の総裁選でようやく栄冠を手にしたそうだし、近年であれば、小泉さんも何度か目の総裁選でようやく勝利し、その後、長期政権を築いたわけで、一度や二度の失敗でめげてはいけない、ということなのかもしれない。

坂本さんがブックオフを創業したのは、50歳の時だし・・・。

日銀総裁の白川さんが「ギリシャは目覚まし時計」と言っているようだが、「最近の出会い」が「目覚まし時計」となって、ドリームビジョン創業の原点である事業プランをもう一度、前に進めるきっかけになったら嬉しい。

ゴルフと同じように自然体で・・・。

「測定」できないものはコントロールできない。

亀井さんが辞任したのは喜ばしいことだが、結局は「連立維持」。

後任の閣僚も国民新党から出すようだし、計算の結果という匂いが充満している。

民主党としては、郵政グループ23万人の「票」が欲しいのだろうし、農家(農業従事者:約240万人)の所得保証にしても、結局は「票田」確保だろう。

そもそも「労組」が支持基盤の民主党は、いったい、誰のための政党か?

ということを先程、Twitterに書いたのだが、はたして、参院選の結果はどう出るだろうか?

ところで、先日のエントリーでも書いたとおり、僕がアドバイザリーボードのひとりを仰せつかっているNPO法人NEWVERY理事長の山本さんが2冊目の本を書いた。

とても読み易く、勉強になることがたくさん書いてあり、ちょうど半分ぐらいまで読み進めた。

彼にとっては嬉しいことではないかもしれないが、そこまで読み進めながら、僕と「感受性」というか、物事の捉え方というか考え方が似ていると思った。

でも、僕が彼の年齢だった頃とは雲泥の差がある。

もちろん、彼の方が数段優秀という意味だ。

色々と勉強になったことがあるが、そのひとつをご紹介すると、「測定できないものはコントロールできない」ということと、常に、自分達がやっていること&やろうとしていることの「成果は何か?」を問い続けている、ということだ。

僕がやろうとしていることの「成果」は何か?を明確に「定義」し、その「成果」を「測定する指標」は何か?つまり、何でもって僕がやろうとしていることの「成果」を判断するのか?を「明確」にすることが、イコール、提供する「商品・サービス」をも明確にする、ということである。

そのことを改めて考えさせられた。

そのきっかけを提供してくれた山本さんに感謝したい。

一瞬も一生も美しく。

「梅雨入り前」の今日。

東京は「本格的な夏の到来」の「予告編」とも言える陽射しが降り注ぎ、「暑い」エネルギーを感じた。

ところで、今朝は投資先のイミオで定例の経営会議があり、彼らのオフィスがある乃木坂に向かった。

JR原宿で千代田線に乗り換える途中、駅構内で「資生堂」のポスター(企業広告)が目に留まった。

「一瞬も一生も美しく」というコピーと、昭和30年代か40年代と思しきモノクロの写真があった。

そこには、着物姿の女性と子供が写っており、その「清楚さ」と「質素さ」が妙に印象的で、経済的にはまだまだ「発展途上国」だったはずの日本が持っていた「将来に対する希望」のようなものが感じられた。

と同時に、「この国には何でもある。だが、『希望』だけがない」という村上龍の言葉を思い出した。

経済発展は、日本社会に何をもたらしたのか?

今日が人生の「元旦」。

先程、オフィスに行ったら、NPO法人NEWVERY理事長の山本さんから、彼の2冊目の著書が届いていた。

「人を助けて仕事を創る」。

何気なくページをめくってみると、「あなたならではの『強み』が大切」というタイトルが目に飛び込んできた。

たしかにそうだよな・・・と、改めて「自分の強みは何か?」と考えながら読み進めると、彼自身の経験を踏まえた「決して人より秀でた部分だけが強みではないのだ」というフレーズに続いて、こんなことが書いてあった。

「しかし、(世の中の)ニーズがどうしても自分の強みに合わないということもある。むしろそういうことの方が、実際には多いかもしれない。そんな時は、これから強みにするように、少し腰を据えてじっくり取り組むのもアリだ。ニーズに合う強みを持っている人を巻き込んでいくのもいい。少々時間がかかっても、最もやるべきことにリソースを集中した方が、結局は早道なのではないかと僕は思う」。

考えさせられる内容である。

また、別のページを開いてみると「普通の人と優秀な人の違い」というタイトルのコラムがあった。

普通の人=やってみないと判らない人
優秀な人=やらなくても判る人

「優秀な人はやらなくても判る、つまり、他人の話が経験から学べる人だ。僕は以前、前者だった。だが、ある時から意識して後者になるよう務めた」。

と彼は書いている。

ふむふむと思って続きを読むと、なんと僕の名前が書いてある!

「やってみないと判らない人というのは、遠回りするんですよ。人生は意外と短いですよ」と僕が言った(らしい)ことがきっかけで、彼は「後者」になろうと意識するようになったそうだが、実はこの話は、僕が亡くなった父からいつも言われていたことを山本さんに話したことだ。

つまり、僕は「前者」だったということだ。

僕の将来を案じた父が、僕を正そうとしていたのだろう。

情けない話だが、未だに「前者」のような気がする。

でも、山本さんのお陰で「父の教え」を思い出すことができた。

>山本さん ありがとう!

今日が人生の「元旦」。今からでも遅くない。

ネットイヤーグループ創業者の小池さんから教わった言葉である。

「無手負け流」。

先週末は思い掛けず、辻さんとブログを介してのやり取りがあり、色々と考えるきっかけとなった。

彼が言うとおり、「心」の問題は大きい。

ゴルフに限らず、仕事でも人生そのものでも、いざという時の「精神力」がものを言う。

そういう僕は、決して「心」は強くない。

今までの人生を振り返ってみると、上手く行った時は「幸運」。
上手く行かなかった時は「心」が弱かった。

では、なぜ「心」が弱かったのか?ということだが、「惨めな思い」をするのが嫌なのだろう。

「他人にいいところを見せたい」とか?「カッコ悪いところを見せたくない」とか?「虚栄心」というか「エゴ」が強いのだと思う。

さらに言えば、何故、虚栄心なりエゴが強いのか?ということになるが、そのことを掘り下げるよりも(自分では、かなり掘り下げた/笑)、どうすれば、それらを捨てることができ、常に「自分」でいられるか?その方法を考えた方が建設的である。

しばしば「無欲の勝利」と言うが、要するに「欲しがるな」ということなのだろう。

僕の好きな「相田みつを」の本に、こういう一節がある。

「無手負け流」

「男が仕事をする時には、常に捨て身でなければだめである。捨て身とは、何も欲しがらぬことである。損得、勝ち負けという、人間の『物差し』を捨てることである。無手負け流家元 1986年6月18日」。

もうひとつ、昨年のエントリーでも紹介したが、今季に入り絶好調の「宮里藍」選手のコーチは彼女に、「自分に期待し過ぎてはいけない。すぐに結果を求めないこと」と指導しているという。

「目の前のことに集中する」。

「処方箋」は既に出ており、あとは「実践」するだけ。

それが最も難しいんだけど・・・。

ところで、辻さんは独特のクリティシズムの持ち主で、ちょっと取っ付き難いところがあるが、住信インベストメントを辞める時、たった一度しか面識のなかった僕のところに、わざわざ挨拶に来てくれた律儀な人でもある。

「心」を強くするために、一度、辻さんとゴルフをご一緒させていただくのは妙案かもしれない。

平均スコア80台の彼にとっては、平均スコアが100を切るか切らないかの僕では物足りないだろうけど・・・。

「合議制」から「世の中を変える製品」は「生まれない」。

昨日の昼過ぎ、iGoogle を開いたら、「読んだことのある」タイトルが目に留まった。

「結果」を出すには「練習」はやめないとね。

僕が辻さんのブログを引き合いに出して書いたエントリーを、今度は辻さんが引き合いに出してエントリーを書かれていた。

彼のブログは勉強になる話が多いが、

「社長が煩悩の心(欲・怒り・迷い)を消せれば、成果は必ずあがってくる。そのために、社長とゴルフをするのが、最近の私のメインの仕事である」

という部分は、なるほどと思わされた。

ところで、僕は殆どゴルフの練習はしない。

正確に言うと、月1~2回、レッスンには通っているが、練習場に行くことは滅多にない。せいぜい年に2~3回である。

辻さんが言うように「時間がない」ことが一番の理由だが、何より、きちんとしたフォームで打たない限り、むしろ、悪いフォームを固定することになり兼ねないからだ。

また、練習場の「ライ」は「固定」だが、コースでは毎回、異なるライで打つわけで、そう簡単にナイスショットは出ない。

でも僕は、久しぶりに「練習場」に行こうと思っている。

ドライバーの調子があまりに悪く、どういうスウィングをすると、どういう球が出るのか?チェックしてみたい。

ところで、元エキサイト社長の山村さんのブログに、スティーブ・ジョブスのスピーチが紹介されていた。

There is ONE person responsible for everything regarding one product.
ひとつの製品の責任者は「1人」である。

There are zero committees at Apple- work in collaboration, do no decision making in a committee.
アップルは、委員会で物事を決めることはない。

ジョブスは独裁者だという話はしばしば耳にするが、「合議制」から「世の中を変える製品」は「生まれない」ということは事実だろう。

もうひとつ、山村さんネタ。こちらは、彼のTwitterでの発言。

「小沢は死なない。負けたっていうまで、負けじゃない。かんさんも、何度もまけてきた。代表選、年金問題。前原さんもね。アップルのジョブズだって一度、会社をおわれている。まだやれる」。

山村さんは「心」が「強い」方なのだろう。彼の文章を読んでいると、そのことが伝わってくる。

一度、お会いしてみたい。